あまり桃とは関係してない事も書いてあります
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桃レポート
袋かけ
桃の世話は年中何かしらあるが、手入れの中で何が印象にあるのかと言われれば、「袋かけ」がダントツでランキング1位であると考えられる。それだけ桃の世話というと袋かけが花形なのである。
袋は虫や鳥から守る役目を果たす。
あんなもので、と思うかもしれないが、やはりつけたほうが段違いに効果があるのだ。
それに、岡山の桃はあの袋のおかげで柔らかくてジューシーな感じを体現出来ているのであって、あれがないと、真っ赤な固い桃になる。
精神的には袋掛けるとひと段落という感じでほっとする。
蕾からずっと間引いてきた作業にもやっと終止符がうたれる。
しかし、最後の袋掛ける手前の間引きが非常に精神的にやられるのである。
もう、ふくろをかけつつ間引きを行うのであるが、最後、1/2に絞られていく。
虫にかじられているとほっとする。ああ、これを落とせばいいんだとすぐに解るから、ほっとなる。
どちらも見事な桃候補であった場合、精神力を削りながら片方を落とすことになるが、
さらに、残したほうが、後から見て虫が刺した後を発見した場合、その心の崩落には留まるところがみあたらない。
このようにして1日に500枚くらいつける。
達人は日に2000くらい行くみたいだが、そんなにマジックパワーが高いわけでも無いので、
最終の間引きと合わせ技で何とかしのいでいる状況である。